地域課題を解決しながら、キャンプブランドで移住者を増やす活動をしています。地元産品をブランド化する事で、新たな価値とマーケットを創出し、今ブームの「キャンプ」というビッグワードにのせてマーケティングをしていくというものです。
キャンプを通じてスローライフや自然の豊かさを感じてもらうというコンセプトで ”MADE IN JINSEKI”、”自然派良品” のご当地キャンプブランドを立ち上げました。
これは、商品や各種紙媒体のQRコードから神石高原町の施策である子育て支援、定住促進、空き家情報、地域の生活や団体、文化、観光名所、町内のキャンプ場、移住者の声などを発信し、神石高原町をもっと深く知ってもらう仕組みです。
この「JINSEKI BASE」ブランドは、移住促進プロジェクトとして商品を販売することで商品の価値だけではなく移住促進につなげる「ツール」にもなり、神石高原町を周知させる。神石高原町に来てもらい、古民家をリノベーションした体験施設で、かまどや薪ストーブのある田舎暮らし、自然体験を体感してもらうというハイブリッドなプロジェクトです。
商品としては、町の問題解決を念頭に、神石高原町内の既存商品をリブランディングしたものを中心にしています。
例として、耕作放棄地で栽培した生姜を使用した生姜シロップは、ビールに混ぜるとビールカクテル「シャンディガフ」に生まれ変わり、販路も拡大しています。荒廃竹林対策で伐採した竹は虫除けアロマキャンドルに。レッドペーストは神石高原町在来種の唐辛子を使った調味料で、地域団体の存続のために販路拡大に繋げています。寒暖差で美味しい神石高原町のお米は、ひと手間加えキャンプに便利な2合の無洗米真空パックとして生まれ変わっています。
古民家をリノベーションした体験施設は、夏には目の前の川でホタルが見られ、冬は雪景色で自然を感じる田舎暮らし体験ができるとともに、移住への関心の入り口の役割を担う「拠点(BASE)」でもあります。
神石高原町に来て田舎を体感してもらい、空き家情報や求人情報提供を行なう移住の相談窓口として双方向からアプローチします。
広島県で最も消滅のおそれのある町『神石高原町』。人口減少により荒廃する山林や耕作地、人手不足、空き家の増加、学校存続の危機など、未来に大きな不安を抱えています。そこで、この問題解決に向けて町内の同じ思いを持った有志で何か未来の神石高原町のためにできることはないかと、移住促進プロジェクト『JINSEKI BASE』を立ち上げました。
このJINSEKI BASEプロジェクトは、多方向からのアプローチで関係人口と移住定住者の増加促進、地元生産者の経済活動の活性化を図ることを目的としています。神石高原町の産品は風土や特産物を生かした良品が多いため、これらを生かして神石高原町のPRができないかと考えたことと、活用できる空き家や素敵な場所があることから、それらをうまくまとめて移住促進に繋げられるのではないかと思い活動を始めました。
このプロジェクトを通じて、キャンプブランドで神石高原町を知ってもらい、体験施設で田舎暮らしの良さを体感してもらい、それが移住に繋がるきっかけになると考えています。
キャンプブランドは、”MAIDE IN JINSEKI”の”自然派良品”。町の問題解決をしながら主に既存商品をリブランディングし、新たな価値を与え全く別の商品になるものは販路拡大に、また、魅力ある資源や規格外農産物をはじめとする、たくさんの「もったいないモノ」を活用し商品化することで、地域経済の活性化への起爆剤となります。
今後のリリース予定は食品から車中泊キットに至るまで幅広いジャンルでたくさんあり、地元経済の活性と、これらを世に出すことで神石高原町を知ってもらうきっかけが増える、町の活気が増えると考えています。
体験施設では、実際に神石高原町に来てもらい、ツアーや田舎暮らしを体感してもらい、良さを感じてもらうことで、移住先のひとつになる可能性が広がると考えます。
その他、このプロジェクトは地域のキャンプ関連事業者と連携し、地域全体でキャンプの町にみせていくことで一体感を生んでいくと考えています。
例えば標高の高い神石高原町には雲海が見える天空のキャンプ場「ティアガルテン」があります。ここの売店では「JINSEKI BASE」ブランドの商品を販売をしてもらい、そこで開催されるイベントにも積極的に参加しています。
ティアガルテンとのコラボ商品でドリップバッグコーヒーを作ったことで、「JINSEKI BASE」と「ティアガルテン」の周知の幅が増え、相乗効果が見込まれます。観光協会のテントサウナや道の駅レンタルキャンピングカーはブランドのPVにも出演してもらい、QRコードを入れています。どちらの入口からも神石高原町にアプローチできています。
町内でコラボを積極的にない、各々で活動していたものが連携し、相乗効果を生み始めています。
地道に営業やイベントを重ねて運営費を得ながら、PRをしていく予定です。今後は、主催イベントや体験ツアーを予定しています。SNS配信活動により神石高原町の認知度を上げてもらうことを地道に続け、地域活性と移住の取組のハブとなる「JINSEKIBASE」プロジェクトの安定的な運営に繋げていきます。特に人口減少の著しい神石高原町の存続に欠かすことのできない移住者の受け入れの取組を行ない、その移住者にもプロジェクトに積極的に関わってもらい、ブランド商品の開発、空き家のリノベーションまで視野にいれ、「JINSEKI BASE」の活動をさらに広げていくことを考えています。
団体名 | JINSEKI BASE |
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代表者 | 岸本恭子 |
ホームページ | https://instabio.cc/jinseki-base |