魅力ある取組の
更なる発展を目指して
広島県内の中山間地域にあるものを活かして
新しい価値の創造につなげる
これまでの「さとやま未来大賞」受賞取組のご紹介
人口減少率・高齢化率が県下トップの町にある、かつての輝きを失った特別名勝「三段峡」。私たちは保全や調査活動を基にして、都市と地域の自然資源を結びつけるゲートキーパーの役割を担っています。
安芸太田町内の全小学校をはじめ、町内外の中高生へ環境教育プログラムを提供できました。また環境省SDGsローカルアカデミーなどの研修を実施しました。行政機関や無印良品など、さまざまな団体と連携して自然環境や歴史を学ぶツアーを開催しています。
物見遊山の観光から「体験と学びの場」として新たな価値を加え、地域資源を子供達の誇りにつなげています。
観光地として栄え文化財保護法・自然公園法で保護され、景観や生物多様性が保証された希少なフィールド「特別名勝三段峡」。
<2019年度実績(12月時点)>
三段峡野外博物館へ訪れた団体・人数:8団体(325人)/協働・連携を行った機関数:16機関/調査・保全への投資額159万円(組織内人件費を除く)
寒暖差が大きい標高400m前後の小さな盆地。美味しい米づくりに適した土地で、「耕作放棄地の解消」、「担い手の育成」の実現をめざす「スマイル10アール」。
企業に米を直接販売する仕組みで、契約農家の所得向上だけでなく、使用する有機質肥料は町内堆肥を利用し、地域内循環型農業を実現しています。地域の子育て主婦も「儲かる内職(契約企業向け個包装作業)」で活躍できる仕組みをつくっています。
地域の農業を中心に、スマイル10アールの取組は着実に成果を積み重ねています。
美味しい米づくりに適した土地柄とそれらを支える人たち
2017年度規模 :契約企業7社、生産量4.7t