「スマイルラボ広島」は、主に3つのチャレンジに取り組んでいます。
スマイルラボの親会社であるニホンケミカルは、後継者不在だった観光農園「果実の森公園」の運営を2021年に引き継ぎました。「地元にある資産を絶やしてはもったいない、立派な施設を生かしていきたい」という思いから、農業を通じて訪れる人や働く人、そして関わるすべての人が笑顔になれるような農園を目指しています。市内の施設や企業とも連携し、地域を盛り上げるために創意工夫を凝らして活動を続けています。
規格外になった果物を活用する方法を増やすことで廃棄を減らし(フードロスの削減)、時間や資源を最大限に活用することができます。また、食材の移動距離を短くする(フードマイレージの削減)ことで、持続可能な物流を実現し、人にも環境にも優しい仕組みを作ることができます。
現代では、食べ物がすぐに手に入ることに慣れすぎ、一方的な消費者になっていることが少なくありません。果物が実る姿を知らない子どもも多くいますが、当施設では自然体験とともに食の大切さを学ぶことができ、一次産業の魅力や持続可能な食のシステムづくりを伝えます。さらに、職場体験やインターンシップを通じて、未来の担い手を育むことができます。
地域やカテゴリーの枠を超えたつながりが、芝生公園や売店、畑の中で生まれています。出会いや縁結び、さらには結婚式など、スマイルラボ広島を通じて大和町に関わる人口を増やし、人口流出を防ぐことに貢献しています。
地元の方だけでなく、県内外の方にも手に取っていただけるよう、まずは品質向上と収穫量の安定化に努めます。今後はICTを活用し、データに基づく果樹生産の最適化を目指します。
加工・販売においては、ジャムだけでなく、焼き菓子などにも挑戦します。また、芝生広場を子どもから年配の方まで幅広い年齢層が楽しめるように活用し、収穫時期以外の月でも施設を楽しんでいただけるように創意工夫を凝らしていきます。
イベントについては、大衆への認知から当日のイベント終了まで、運営に力を入れて取り組みます。町内外から人が集まり、地元の子どもたちが笑顔になれる、そして地元の魅力を発信できるイベントにしていきたいと考えています。
また、様々な教育機関と連携し、農業体験を通じて食の教育を行い、未来の第一次産業を担う人材を育てる場所にしていきたいと考えています。
【連携団体1】ニホンケミカル
【連携内容1】親会社として販路拡大するために主な経営などをしていただいている。
【連携団体2】No.505
【連携内容2】同施設内でイベントを共同運営している
【連携団体3】三育学院高校
【連携内容3】「総合的な探求」の学びの場として受入
【連携団体4】大和子ども園、大和小・中学校
【連携内容4】「総合的な学習」の学びの場として受入
【連携団体5】広島大学
【連携内容5】今後広島大学の地域包括の学生受入
団体名 | 株式会社スマイルアグリ |
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代表者 | 原田敦夫 |
取組期間 | 2021年10月から延べ3年間 |
ホームページ | https://www.smilelabohiroshima.com/ |