魅力ある取組の
更なる発展を目指して
広島県内の中山間地域に
あるものを活かして
新しい価値の創造につなげる
近い将来、地域内の児童数が大幅に減る事を予想し、「児童数を100人にする」を目標に活動しています。
多世代・性別を問わず、色々な職業や考え方を持った仲間が集い、地域の魅力を定義して、その魅力をプロジェクトとして創り上げます。
現在、100プロメンバーは約50名。自分の興味のあるプロジェクトチームに入り、それぞれが自主的に活動をしています。
例えば、地域の魅力を発信するための「カレンダープロジェクト」や子ども達の教育を軸にした「自然体験プロジェクト」女性が移住後に感じる孤独感をサポートする「女子会プロジェクト」など、地域に必要な様々なプロジェクトを実施。「児童数を100人」にする事を目標とした活動やそれに関わる人達の集合体が「100プロ」です。
広島市内から車でわずか50分のこの地域。「ちょい田舎」でありながら美しい自然に溢れ、田舎ならではの良さをガッツリ味わえるのが魅力です。
2018年、新庄小学校区の児童数は63人。5年後にはすべての学級が複式になると予想されています。「このままじゃーいけん。地元を元気にして若者を増やそう!10年後児童数を100人に!」と保護者らが団結し立ち上げたのが「100プロ」。
2019年、※旧大朝町の出生数が8名という現実から大朝地域全体の活動となり、構成メンバーも20~70代と広がりました。「児童数を100人にする!」ために、世代を超えた知識や経験、斬新なアイデアや意見で活動を進め、いつまでも子ども達の笑い声が響き、若い世代が住みたいと思える地域を目指します。
(※旧大朝町は大朝小学校・新庄小学校の2校がある)
様々な地域課題がある中で、我々「100プロ」は次の3つに重点的をおいて活動しています。
公立保育所の閉所予定や小学校の統廃合の危機など、出生数をみても、明らかに、子ども達が急激に少なくなってきています。その原因として、団塊ジュニア世代のピークが過ぎ、さらには20~30代の若者が地域外へ流出していることが考えられます。
また、この地域に自分のやってみたい職業が少ないこと、少しでも便利な地域や都会へのあこがれ、大人による「こんな田舎にいても」発想や「今の状況は仕方ない」という開き直りやあきらめがあります。
さらに、大朝地域では、公立・私立と2校の中学校があることや人数不足によるクラブ活動の制限などの理由で、学区外にある中学校を含む計5校の中学校へ生徒が分散している現状。それによりこの地域の公立中学校の消滅が危惧されています。
若者流出や子ども減少は、住民意欲の低下・地域産業の衰退・学校教育環境の制限・空き家の増加にも繋がっており、もう既に、限界集落へのカウントダウンは始まっています。このような現状を打破するために何ができるのだろうか?正直何ができるかは分からないけれど、100プロは子どもたちの未来ために動き続けています。
写真展などを通じ、地域住民が地域を見つめ直し、地域の魅力を再認識します。また、子ども達が大朝の魅力を感じながら育つことで、将来、この地域に住みたいと思えるきっかけになると考えます。地域出身者には懐かしさを、地域外の人にはその魅力を知ってもらう事で、Iターン、Uターンにつながります。
川で遊ぶ・火を扱う等、最近の子ども達は自然に触れることが少なくなっています。この地域の自然体験をすることは、生きる力が学べ、自分の故郷の思い出となり、彼らが大人になった時、自慢となり誇りとなることでしょう。また、故郷の貴重さや大切さに気付き、このような地域で子育てをしたいと思えるきっかけになります。
仕事や結婚で移住して来た女性が地域住民と知り合うことで、不安の解消や子育て相談など移住者の拠り所がある事は、地域に早く馴染むきっかけになります。
現在8チームの取組を情報発信しています。100プロに対し、地域住民の反応は依然として無関心の人も多いけれど、メンバーやイベントに関わる人は徐々に増え、少しずつではありますが、地域協議会や地域住民の価値観に変化をもたらし始めています。また、この地域の魅力や取組を地域外にアピールしていく事は移住・定住につながると考えます。
移住希望の家族を対象に自然体験を実施。この地域の子ども達や家族と交流をすることで、移住しやすい環境を築きます。
エコマーケットでは他団体やキッチンカーとコラボし、女性が集いやすい環境を増やしていきます。そこで知り合った方同士がさらに仲良くなれるよう、洒落た食事ができる女子会を目指します。
まずは、100プロ活動を地域外にも情報発信することで、関係人口を増やします。この地域の魅力をより多くの人に知ってもらい、注目を集める事で、地域住民に100プロ活動の素晴らしさに気づいてもらい、大朝地域全体の活動へ広げます。その結果、子育て世代のIターン・Uターンに繋がり、児童数100人となる事で、いつまでも子どもたちの笑い声が響く街となることを目指します。
団体名 | 100プロ |
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代表者 | 大内 良三 |
ホームページ | http://snj100.exblog.jp |